【給湯器の豆知識】給湯器の基本を知り、もしもの故障に備えよう!

給湯器の基本

「生活に欠かせないものだけど意外と知らない電化製品って何?」と聞かれたら、上位にあがるのが給湯器!

「たくさん種類があるけど、何か違いがあるの?」「給湯器ってお風呂に使うだけじゃないの?」という方も多いのではないでしょうか?

給湯器の違いや役割を知ることで、購入時に迷わなくなり故障箇所が発見しやすくなります。

今回は、知っておくと便利な給湯器の仕組みと家庭で活躍する給湯器3つをご紹介します。

ぜひ、最後までご覧ください。

給湯器の種類

給湯器はガス給湯器と電気給湯器があります。

燃焼させるためのエネルギー源がガスか電気かの違いです。

ガス給湯器

ガス給湯器とは、ガスを燃焼としてお湯を作る機器のことです。

お風呂のお湯はりはもちろん、キッチンやシャワーでも使うことができる優れものです!

ガス給湯器は、ガス量を上げると火力が上がり配管も熱くなるため高温のお湯を早く作ることができます。そのため、電気給湯器よりも早く大量のお湯を作ることが可能となります。多人数で使用する場合やお湯を頻繁に使う場合に便利です。

ガスは比較的安価で燃焼効率が良いため経済的です。また、最新のガス給湯器は、高効率の熱交換装置を採用しているため、さらに節約効果が期待できます!

電気給湯器

電気給湯器は、電気を使用し水を温めてお湯を作る機器のことです。

ガス給湯器と比べて導入費用が安く設置も簡単です。

電気給湯器はガスを使わずにお湯を作るため、ガス給湯器と比べて煤や湿気の問題がありません。また、ガスの供給を受ける必要がないため、設置場所に制約が少なく、室内でも外でも設置が可能です。

さらに、電気給湯器はエネルギーを効率的に利用することができます。水を沸かす際に発生する熱エネルギーを最大限に活用し、余分な熱エネルギーを排出しないため、給湯時のエネルギー効率が高いです。また、使い始めてからもお湯の供給が安定しており、温度調整も簡単に行うことができるため、快適なお湯の利用が可能です。

お湯を作る仕組み

給湯器はガスや電気を使いお湯を作りますが、どのような流れでお湯がつくられるかまではわからない方が多いです。

お湯がつくられる仕組みを理解することで、万が一給湯器が故障した際どこを点検すれば良いかわかるようになります!

[お湯ができるまでの流れ]

  1.  水の供給:水道から供給された水が給湯器に入ります。供給される水の量や温度は、給湯器の設定や使う量によって自動で調整されます。
  2. 加熱:水が給湯器内部のヒーターやバーナーによって加熱されます。ガス給湯器の場合はバーナーにガスが供給されて燃焼し熱量を発生させます。電気給湯器の場合はヒーターに電気が流れて熱を発生させます。
  3. 温度制御:給湯器は温度センサーによってお湯の温度を検知し、設定温度に達すると加熱を停止します。設定温度を上回ると冷水が自動的に混ざり、温度を下げることができます。
  4. お湯の供給:加熱されたお湯は給湯器内部のタンクに溜められ、使用者が蛇口を開けると給湯器からお湯が供給されます。供給されるお湯の量は使用者の要求により調節されます。

給湯器はただ水を温めるだけでなく、給湯器内部の部品やセンサーなどが働くことによってお湯が作られます。お湯が出ない場合やお湯が作れないという不具合が起きた時は、給湯器内部の部品に異常が発生したことがすぐにわかるので対処しやすいです!また、業者に修理依頼する際、状況説明もしやすくなるので、工事となった場合はその後の対応がスムーズ進みます。

給湯器の仕組みを知ることは自分のためにもなるので、覚えておくと良いでしょう。

エネルギー源の違いによるメリット・デメリットをご紹介!

引っ越し先で給湯器の新設、故障による買い替えとなった時にどの給湯器を選ぶべきか迷いますよね。その際、ガスにすべきか電気にすべきかで悩む方が結構多くいます!

メリット・デメリットを比較することで、どちらが自分に合っているか判断しやすくなるので、参考にしてください。

[ガス給湯器]

メリット

  • 熱効率が高い:ガス給湯器はガスを燃やすことで熱を発生させるため、電気よりも効率的にお湯を供給することができます。
  • たくさんのお湯が作れる:ガス給湯器は燃焼温度が高く力強い火力を持つので短時間で大量のお湯を作ることができます。
  • 低コスト:ガス給湯器は一般的にランニングコストが低いです。ガスの料金が安い地域では、電気給湯器と比較して経済的です。

デメリット

  • 設置場所に制約がある:ガス給湯器は排気や換気のためのスペースが必要です。そのため、取り付け場所が限られる場合もあります。
  • 定期的なメンテナンスが必要:ガス給湯器はガス漏れや故障を防ぐために、定期的なメンテナンスが必要です。
  • 火災のリスク:ガスを使用するため、取り扱いには注意が必要です。不適切な使用や点検不足により火災のリスクがあるため、安全対策が必要です。

[電気給湯器]

メリット

  • 設置が簡単:電気給湯器はコンセントがあればどこにでも設置することができます。ガス給湯器のような煙突や排気ダクトを必要とせず、取り付けが簡単です。
  • 安全性が高い:電気給湯器はガス給湯器のように火を使用しないため、火災のリスクや一酸化炭素中毒の心配がありません。
  • コンパクトなサイズ:電気給湯器は比較的小型で、場所を取らずに設置することができます。

デメリット

  • 電気料金の増加:電気給湯器は電気を使用するため、長時間使用していると電気料金が高くなる可能性があります。他の家電を複数台一緒に使用するとブレーカーが落ちることがあります。
  • 大量にお湯を作れない:電気給湯器は一度にたくさんのお湯を作ることができないため、大量にお湯を使うと温度にムラが出たりお湯が出ない場合があります。
  • 時間がかかる:電気給湯器はお湯を作るのに時間がかかるため、一度に大量のお湯を使用したい場合はお湯が設定温度に上がるまで時間がかかります。

家庭で活躍する給湯器は他にもある!

上記で紹介したガス給湯器と電気給湯器以外にも家庭で活躍する給湯器があります。

新築に新たに導入する際や給湯器が故障し交換となった場合、さまざまな種類の給湯器を比較し決めると思います。購入に迷った時は以下の製品も併せて検討してみると、よりニーズに合った給湯器を見つけることができます!

エコジョーズ

エコジョーズはガスを使用した給湯器であり、排出される熱を再利用してお湯を作ります。熱を再利用することで余分なエネルギーを使わないため、省エネ性に優れ光熱費を節約できます。

エコキュート

エコキュートは電気を使用した給湯器であり、ヒートポンプ技術が搭載されていることで空気の熱を利用しお湯を作ります。電力の安い夜間に効率よくお湯を沸かすので通常の電気給湯器より電気代を抑えることができます。

エコフィール

エコフィールは灯油を燃料としお湯を作る給湯器です。灯油を燃焼させお湯が作られる際に、排出される排気熱を再利用し少ない灯油量でお湯を作ることができます。エコジョーズと似ている給湯器ですがエネルギー源が違います。

給湯器のご相談などは給湯パンダまで

今回は、知っておくと便利な給湯器の仕組みと節約効果が期待できる話題の給湯器3つをご紹介しました。

何気なく使っているものでも、詳しい性能や構造について知らない方は多くいます。

少しでも知っているだけでもしもの時に役立ちますし、不具合が起きた時に焦らず対応できるので安心ですね。

もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。

弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。

また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。

給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。