エアコンの技術でお湯を作る!ヒートポンプ給湯器をご紹介します!
「買い換えるならヒートポンプ給湯器がおすすめ!と聞いたけど、他の給湯器と何が違うの?」
新しい給湯器を導入する際、違いがわからなくて困る!という時はありませんか?
給湯器は種類が多く、さらにさまざまな機能があるため、迷われる方も少なくありません。
毎日使うものでも機能や性能の違いについて熟知している方は非常に少ないです。
今回は、数ある給湯器の中から「変わり者」と呼ばれているヒートポンプ給湯器についてご紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
ヒートポンプ給湯器の仕組み
ヒートポンプ給湯器が変わり者と呼ばれる理由は、お湯を沸かす仕組みにあります。
一般的にご家庭で使われている給湯器はガス給湯器と電気給湯器があり、ガス給湯器はガスを燃焼させてお湯を作り、電気給湯器は電気ヒーターの熱でお湯を作ります。
対してヒートポンプ給湯器は電気を使用して稼働しますが、電気ヒーターではなく外の空気にある熱を汲み上げ、その熱を利用してお湯を沸かします。
わかりやすいものだとエアコンに似ています。
エアコンは、外の空気を吸い込んだ時の熱を圧縮し設定温度まで空気を作ります。吸い込んだ熱を圧縮し、設定温度になるまで空気が上がったり下がったりする事がポンプに似ていることから「ヒートポンプ」と呼ばれています。
ヒートポンプ給湯器は構造も変わっている!
従来の給湯器はボックス状の形をしており、ボックスの中に熱源機や水が通る配管、配線などが納めれれています。
一方ヒートポンプ給湯器は、2つの構造に分かれている変わった構造をしています。
- ヒートポンプユニット:外の空気を吸い込んで熱を作りだす機器
- 貯湯ユニット:作ったお湯を貯める機器(ヒートポンプユニットと繋がっている)
この2つに分かれた機器内で空気を循環させ熱を作りだしお湯を作ります。
[循環工程]
- 空気の熱を汲み上げる(低温のCO2が大気中の熱を吸収する)
- 圧縮して高温にする(コンプレッサーでより高温にする)
- 水に熱を伝えてお湯にする(水加熱用熱交換器で水をお湯に換える)
- 膨張弁でCO2を低温に戻し熱吸収しやすい状態にする
1〜4の工程を繰り返すことで水がお湯に変わります。
ヒートポンプユニットには、熱交換器やコンプレッサーなどが組み込まれているため、ヒートポンプユニットや貯湯ユニットはサイズが大きいです。
設置は屋外のみで、十分なスペースの確保が必要となります。設置を検討される方は、スペースが十分にあるかあらかじめ確認しましょう。
ヒートポンプ給湯器のおすすめポイント
ヒートポンプ給湯器は、機器のサイズが大きいため大量のお湯を作りだすことができるので、家族が多いご家庭にぴったりの給湯器です。
さらに、大容量だけではないヒートポンプ給湯器のおすすめポイントをご紹介します!
購入を検討される方は、参考にしてください。
おすすめポイント①:大幅な節約ができる!
ヒートポンプ給湯器は、給湯効率が高いため一般的な給湯器と比較すると電気代を3分の1ほど節約できます。大幅な節約ができる理由として、電気料金が安い深夜に大量のお湯を作り溜めておく事ができるためです。
効率の良い熱交換機能を利用する事で大幅な節約が可能な点は、ヒートポンプ給湯器の最大の強みといえます。
おすすめポイント②:ガスを使わないためエコ
ヒートポンプ給湯器はガスを使わず電気で稼働します。
環境に優しいものを使いたい、エコを意識した生活を心がけたい方にとって、ガスを使わず環境に配慮したヒートポンプ給湯器の使用はおすすめです。
また、ガスの匂いが苦手という方にも気兼ねなく安心して使うことができます。
おすすめポイント③:非常時に生活用水として使える
ヒートポンプ給湯器の最大のポイントは、非常時に生活用水として利用できる点です。
深夜電力を使い、夜のうちにお湯を作り貯めることができるため、万が一地震などの影響で停電しても一定期間はお湯を使う事ができます。
また、断水時に貯湯タンク内のお湯を非常時用水栓から取り出すこともできるので、シャワーやキッチンでも問題なく利用可能です。
ヒートポンプ給湯器購入前の注意点
ヒートポンプ給湯器の購入を検討されている方は、購入前に注意点を確認しましょう!
失敗のない購入をするためには良い点だけに目を向けるのではなく、注意すべき点もしっかり把握することが大切です。
注意点①:本体価格が高い
変わった構造をしているため給湯器内部が複雑であり、容量が大きいため一般的な給湯器と比較すると本体価格が割高になっています。
購入予算を控えめで考えている方にとっては購入を躊躇うかもしれません。しかし、燃料代が日々節約できるので長期的な使用を考えると、年間の節約金額が初期投資を上回るので元を取ることができるでしょう。
注意点②:十分な設置スペースが必要
ヒートポンプ給湯器は容量が大きいため、一般的な給湯器よりもさらに広いスペースを確保しなければ設置できません。さらに、屋外設置のみなので屋外で非常に広いスペースを確保となると、設置場所が限られてしまいます。
購入を検討している給湯器のサイズを把握し、設置可能であるか事前に確認しておくことが大切です。
注意点③:夜間の稼働音が気になる
ヒートポンプ給湯器は電気代の安い深夜に稼働してお湯を作るため、人が寝静まる深夜帯において稼働音は非常に気になる音となります。
夜間の稼働音は設置場所によって睡眠の妨げになったり、近隣の迷惑になったりすることもあります。
稼働音がトラブルのもととならないために、設置場所は慎重に選びましょう。
ヒートポンプ給湯器がおすすめな人
給湯器の購入は自身のニーズに合ったものを選ぶことが一番です。
ヒートポンプ給湯器もまた自身のニーズに合っているかが重要ですが、以下の項目に当てはまる方はよりおすすめといえます。
- 設置場所に余裕がある
- 初期費用の予算がある
- 長期的に節約をしたい
設置場所に余裕があり、初期費用の予算も問題ない方はヒートポンプ給湯器を購入することで長期的に節約できるため恩恵を受ける事ができます。
しかし、上記に当てはまるからといって、必ずしも自身の生活スタイルに合うわけではありません。
あくまでも参考程度とし、適した給湯器選びは専門業者に相談することで失敗のない購入が可能となります。
給湯器のご相談などは給湯パンダまで
今回は、数ある給湯器の中から「変わり者」と呼ばれているヒートポンプ給湯器についてご紹介しました。
ヒートポンプ給湯器はエアコンに似た構造でエコに繋がっている節約上手な給湯器です。
物価も上昇しており、少しでも光熱費を節約できたら嬉しいですよね!
もしも給湯器に不具合が生じた場合には、個人で無理に対処しようとするよりも給湯器専門業者に相談するという選択肢を覚えておいてください。
弊社給湯パンダでは24時間365日いつでもお客様からの施工依頼などを受付けています。
また、給湯施工作業は経験豊富なプロのスタッフが行うので安心です。
給湯器などに関するご依頼の際はぜひ給湯パンダをご利用ください。